きみは赤ちゃん3 九州を巡った日々(1日目・大分県)

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妻の妊娠が発覚してすぐの頃だったと思う。

実家の居間でくつろいでいるとき、母がおもむろに言った。

母「5月に福岡に行ってくるから、ネットでホテル探して予約してくれない?」

僕「え、福岡って九州じゃん。福岡って九州じゃん!なにしに行くの?」

母「ヒムロックのライブチケットが当選したばい」

は?

ヒムロック…?ってもしかしてあの氷室京介のことか?

氷室京介のことヒムロックって呼んでんの?

いや今はそこどうでもいいわ。

そもそも好きだっけ?氷室京介。

今まで一度たりとて氷室京介や‎Boowyを聴いてる姿をみたことがないよ。

母「めちゃくちゃ大ファンってわけでもないけど、何曲かは知ってるし、これを逃したら氷室京介のライブはもう観られなくなるから。ラストギグスだから」

いや知らないよ。ラストギグスとか言うなよ。

ファンから怒られるぞマジで。

母「東京ドームが第一希望だったんだけどさ、外れちゃったのよ。だから第二希望の福岡」

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そんなわけで宿の手配を仰せつかった。

そこでふと考える。

その頃なら妻も安定期に入ってるし、俺たちも九州に行きたい…。

そんなわけで2016年5月、僕たち夫婦と僕の母、異色のメンバー3人で3泊4日の九州旅行に行ってきました。

ちなみにその頃のお腹の赤ちゃんはこんな感じ。

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人の形をしてきたまめ太郎

2016年5月13日(火)大分県

北見市から別府市へ

初日。女満別空港発の朝イチ便に乗って、羽田経由で大分空港へ。

安心のJAL旅
日本一のおんせん県。自分、自負あるっす。

大分名物で遅めの昼食と行きたかったんだけど、大分空港に着いた時点ですでに14時だ。急がねばなるまい。

すぐにレンタカーを借り、別府市へ向かいます。

空港から別府市街までは約40分。

道路わきには南国っぽい街路樹

別府に到着するや否や、息つく間もなく地獄めぐり。

そう、別府市にはなんと地獄が存在するのです。

しかも7つある。地獄、7つもある。

おっと安心めされい。本物の地獄ではない。

湯気がもくもく出る温泉地、なにかと「地獄」と名付けがちじゃろう。登別地獄谷もそう。あの類じゃわ。

別府地獄めぐり

7つの地獄、本当は全部見たかったんだけど時間の都合上4つの地獄を厳選して回った。

まずは海地獄からスタート。

ん?

海、地獄?

海の地獄とはいったい…

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ただ青いだけだった。

青いから海地獄。意味などないのだ。

お次はかまど地獄。

かわいいタッチに憤怒の表情
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かまどの鬼の前で憤怒の表情

かまどで茹でられるような地獄だろうか。想像したくもないほど苦しそうだが、ここでは赤い地獄やら青い地獄、泥の地獄まで色んな地獄が楽しめる。

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なんと、かちかち山のたぬきまでいたりなんかして。

右のたぬきは楽しそうだ

3つ目は鬼山地獄。

鬼山地獄ということはなんだ、えーと…山にめっちゃ鬼がおってそこに放り込まれるんかな?

どれどれ…

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ワニだった。

鬼ではなく、ワニが大量におった。

鬼山はここらへんの地名というだけで全然地獄とは関係がなかった。

ワニも恐いけど、地獄とは関係がなさそうだ。きっと温泉が飼育に適しているのだろう。観光地とはえてしてそんなものだ。

ちなみにこのワニ、全っ然動かないから最初マジで剥製かと思ってたんですけど全部ちゃんと生きてました。

ただワニの剥製だけを大量に屋外展示する施設だったら怖いもんね。

最後は血の池地獄。

これこれ、こういうやつよ。

みんな知ってる有名なやつね。血の池地獄とか、針山地獄とかそういうの。

ふぅー!赤いねぇ!!いいよいいよ、これぞ血の池地獄だよ!

ポピュラーでオーソドックスな地獄で締めくくることができたので満足です。

さぁ、次の目的地へ向かいましょう!

時間?このときの時間ね、えーと、16時30分。

え!?全然時間がないぞ、急げ!どひゅーん!!

砂湯

地獄から車で10分、別府海浜公園に到着です。

ここでは砂湯を楽しむことができます。

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海に面したベンチで談笑する女子高生。青春すぎるだろ。
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砂かけばば…じゃなかった砂かけレディーたちがえっほえっほと埋めてくれます。

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埋まりました

砂湯は温かくてサイコーに気持ちがいいので、別府に来た人は全員埋まったほうがいい。

妊婦はNGなので妻が入れなかったのが残念…。

砂に埋まり終え、体の砂をサッと洗い流したあとは本日のお宿へ移動です。

杉乃井ホテル

宿泊は別府でも有名な杉乃井ホテル。海浜公園から車で15分ほど。

この旅行はJTBのパックで予約したんだけど、ホテルは正直立地とか深く考えずに選びました。

土地勘ないし。どうせどこでも一緒でしょ。

でも杉乃井ホテルは違ったね。坂の上の高台にでっかくそびえたっていたもんね。

チェックインしてみると、別府市街を一望できる部屋だった。

眺めは文句なし。

ただ、別府=ザ・温泉宿とイメージしてきたもんでね、ちょっと違った風情だったわ。

部屋に入ってから、部屋飲み用のお酒をまだ買ってなかったことに気付いた。最寄のコンビニは高台のふもとだ。車はもう預けてしもうたし。

そんなときでも安心。ホテルとふもとを往復するリムジンバスが運行しているよ。

無事に酒を買い込んで戻ったところ、ホテルから夕食について提案があった。

幾ばくかの追加料金を支払えば、本格高級イタリアンディナーコースに変更できるらしい。

でも、ねぇ。

別府=ザ・温泉宿じゃないですか。温泉宿でイタリアンって。意味わかんないじゃないですか。

そんなんよう食べません…よね?

え、どうする…?

思い切る系?

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思い切りました。

別府に来てわざわざ食べるものか、ということはこの際置いておいて。

どれもさすがにうまい。

デザートのときにはちっせぇちっせぇカップでコーヒー飲んでやりましたわ。

夕食後は待望のお風呂。

日本一のおんせん県だからな。のぼせるまで浸かってやろうじゃないの。

ふぃ~。マジで染み渡るわ、お湯。

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全部の湯船を制覇したけども、やはりこの棚湯がダントツ良かった(写真はホテルHPより)

棚湯だけでもうちの近くにもできないかな。

温泉のほかにも大きな大きなプールまであり、小さなお子様と若いカップルに大人気だ。

噴水ショーなんかもやっちゃったりして。

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シャレてるねぇ!

またしても別府=ザ・温泉宿のイメージを覆されましたわ!

やりますねぇ杉乃井さん。

ただ一つだけ文句を言わせてもらうとすれば、

部屋からお風呂まで遠すぎぃ!!

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