イチローという偉大な野球選手

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けっこう前の話ですが、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」っていう番組でイチローの特集をしていた。

録画しておいたのを最近やっと見ることができた。

イチローはやっぱすごいね。すごいし尊敬する。
ファッションセンスはちょっとあれだけど、ユニフォーム姿がかっこいいから良しとする。

彼の技術は世界トップレベルだし紛れもなく野球の天才だけど、それは生まれもっての才能だけじゃないよね。
現状に満足せずに常に高みを目指して自分を磨き続けることができる、いわば努力の天才なんだと思う。

インタビューに答える姿を見るにつけ記者への冷たい態度が目立ったり、その言動から変人だとか思われがちだけど、彼にしか見えない世界がきっとあるんだろうね。
そこに凡人である我々が的外れな質問をするから、思っていることをどう伝えていいのかわからないんじゃないかな。

僕なんて周りの評価とか見る目をすぐ気にしちゃうから、誰かに何か言われたり結果が出ない時期が続いたりしたら自暴自棄になったりもする。

だがイチローは違う。誰に何を言われようとも、ひたすら自分の信念を貫いて野球に向き合う。そんな矜持を持った生き方に憧れます。

しかも、もうすぐ40歳に手が届こうとしているのにまだまだ現役。

輝いているうちに勇退しようと考えるのではなく、ヤンキースという超名門チームへ移籍し、さらに厳しい環境へ飛び込んでいく勇気。

「野球生活を通して何かを得たとまだ胸を張って言えない状況だから、普通の選手は引退してから気付くそれを、選手のうちに感じたい」

 

大リーグでは、長年在籍したチームから他のチームへ移籍した選手に向かってブーイングが起こることも珍しくないらしい。

イチローの場合はどうか。

彼がマリナーズからヤンキースへ移籍したその日、奇しくもマリナーズ対ヤンキースというカードが組まれていた。

セーフコフィールドには、昨日までマリナーズの一員だったイチローがヤンキースの選手として現れた。

だけどマリナーズのファンはイチローにブーイングすることもなく、彼を温かい声援とともに迎えた。

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マリナーズファンの男性は、インタビューに「シアトルに野球を復活させてくれた選手です。誰もがイチローを愛していますよ」と答えた。

その一言にイチローの功績が凝縮されているよね。

僕もそんな風に言われる人間でありたい。単身渡米して弱小チームに長年在籍した結果その地に野球を復活させたい。

でも、イチローはこうも言っていた。

「好きなことを職業にはしているけど、周りが見ているほど楽しくはない。草野球でやっている楽しさとは全然違うもので、子供達に楽しいから野球選手になってくれとはとても言えない」

 

 

うん、お父さんがそう言うなら僕やめるよ。

 

野球選手を目指すのはやめるけど、動物園の飼育員さんになりたいなぁ。

毎日動物と触れ合える夢の世界。

でもそれだってきっと、動物が好きだからという理由だけでやっていけるような生易しい世界ではないんだろう。

 

もしくは旅人になりたいね。世界中を歩き回って素晴らしい景色を目に焼き付けたい。

でも旅人という職業は安定感がゼロだよね。安定した収入がないというのはとても怖いことだ。

だから今の仕事でお金いっぱい貯めて、いつかは世界一周旅行できたらいいな。

それが僕の夢。

 

叶うかどうか、そんな心配はしていない。だってあのルー大柴さんがこう言っていたからね。

 

 

マイドリームをギブアップしなければフォーエバーヤング

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