きみは赤ちゃん1 命の灯火がともった日

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それは2016年の3月3日のことでした。

奥さんのもとへ毎月一回律儀にやってくるアイツが最近顔を見せないということで、

薬局で入手した妊娠検査薬を試してみました。

説明書によると、妊娠の場合は1分くらいで陽性反応が出るとのこと。

なるほど、1分間は「出るかな~どうかな~」といったドキドキを味わうことができるのか…

と、思ってたら10秒くらいで陽性の反応が出ました。

判定窓にくっきりと浮かび上がる一本のライン。

そこに生命の力強さを感じずにはいられません。

我々は舞い上がり、勢いで二本入っていたヤクの二本目にも手を出してしまいました。

陽性でした。

このお腹に…このお腹に小さな命が宿っているんや…俺も一児の父になるんや…

喜びと戸惑いの入り混じった何とも言えない感情が湧いたのを覚えています。

これから始まる妊婦ライフ、俺がしっかり支えるでぃ!

とは思うのですが、奥さんの体に目に見える変化はなく、全然実感がないというのが正直なところ。

しかし奥さんはこの時点で心構えが違いました。

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次の日は金曜日で、奥さんの実家に仲間が集まってお酒を飲む予定だったのですが、

もしも妊娠していたらお酒は赤ちゃんの成長に良くないということで、前日の木曜日に検査をすることを決めていたみたいです。 

やるな母ちゃん…この時点で親としての自覚の差が出ています。

3月7日には初めて産婦人科へ行きましたが、小さすぎて心拍が確認できませんでした。

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エコー写真も何だかよくわかりません。

豆粒のように小さいので「まめ太郎」と呼ぶことにしました。

しっかり大きくなれよ、まめ太郎!

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