きみは赤ちゃん6 九州を巡った日々(4日目・長崎県〜北海道)

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2016年5月16日(金)長崎県~北海道

軍艦島

九州旅行4日目、いよいよ今日が最終日です。

7時にホテルの朝食会場に向かうと、ちょうど同窓会(?)をやっていたみたいで、じじばばの集団が会場を占拠していた。朝の7時から同窓会もないもんだ。きっと前夜から泊まっていたのだろう。

じじばば大挙により朝食会場に入れない…超ショックってか!朝食だけに!!

はい。

しかし怒ってなどいません。今日はこのあと、我々を軍艦島見学ツアーが待っているのです。

ご存知ですか?世界遺産軍艦島。100年くらい前に炭鉱として栄えた島。

狭い島の中には住宅、学校、病院、娯楽施設などが揃い、島全体が一つの完全な都市として機能していたそうな。人口密度が世界一高かったらしい。

やがてエネルギーの転換期を迎え、炭鉱は閉山。島も無人島となった。

しかし廃墟の島となった現在でも、島全体が繁栄当時のまま残っており、昭和の生活を実感することができる。長崎港から船に乗り、その軍艦島に上陸することができるツアー。今回の旅の中で密かに楽しみにしていた。旅の締めくくりとしてもふさわしい。

ツアーの集合時間まではまだ十分に余裕がありますから、老師たちに多少待たされたとしても心は穏やかです。

彼らが去ってから、優雅に朝食とシャレこみましょう。

バイキングおいしいね

それにしても、雨がなかなかやまないねぇ。

ホテルから見える景色もこの有様。

こりゃあ軍艦島は傘をさしながら回ることになるかもなぁ。なんて考えていると電話がなりました。

軍艦島ツアー会社の人「雨で船が出せないのでツアーは中止です」

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あ、そっかぁ。 傘さしながらとかじゃなくて、そもそも船が出せないんじゃどうしようもないわな。

おい!

前川清おい!昨日に続いてまたお前か!(前川清のせいではない)

(落ちつけ…大丈夫 こんなもんだよ。泣く程の事じゃねぇよ、最初から期待なんてしてなかったもん。こんなもんだよ!)

グラバー園

しかしそうなると午前の予定がマル空きですわ。

もうこうなりゃグラバー園に行くしか道はないですわ。
(グラバー園は雨だから仕方なく行くところではなく、立派な観光施設です)

ただグラバー園、言うても「園」ですから、おもっくそ屋外施設ですよね。傘をさしながらの見学を強いられるでしょうな。テンション下がりますね。

ホテルからグラバー園までは車で10分ほど。9時30分に堂々と入園です。

このグラバー園は、幕末の開国とともにやってきた西洋の商人が住んでいた住宅、グラバーさんちやウォーカーさんちなどを見学することができます。

園全体が丘陵地となっており入口から頂上までけっこうな高低差がありますが、屋根付きのエスカレーターや動く歩道が整備されていて体力に自信のない方にも安心設計となっております。

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旧オルト住宅。
イングランド出身のオルトさんは、緑茶貿易を通じて我が国のお茶を世界に広めた方らしい。すごい功績だ。

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旧グラバー住宅。
オルト邸といいグラバー邸といい、どんよりと曇っているせいで魅力がイマイチ伝わりませんが、晴れていればとても綺麗で素晴らしい建物です。

そこかしこにある生垣に咲く美しい花々。

建物の内部では、明治や大正あたりの特権階級の生活様式を垣間見ることができて大変興味深かったです。

これは客用寝室。
赤いじゅうたんの部屋では、絶対に心安らかに眠れないと思うのだが当時の人々は平気だったのだろうか。

だってなんか殺人事件とか起こりそうじゃん?

こんや、12じ、だれかがしぬ

なんて手紙が置いてそうじゃん?

犯人は美樹本だ!!

これは応接間。
ここも赤いじゅうたん。やはり殺人事件が起きそうだ。あの長い壺(?)など凶器に使われたら一撃だろう。

食堂では150年前の西洋料理が再現されていました。
見ても何の料理だかわからんので説明書きを読む。

どれどれ…

ブラートルエンゲホーゲルにケレヒトソップ、スペナーンにポーフルチスまで食べていたなんて!!

いや一つも分からんて。

また、展望台からは長崎港を一望できます。

造船所も見渡せて、晴れていればさぞ良い眺めでしょうな。

晴れていれば、の話ですけどね!こちとら前川清のせいで今日も雨ですわ!

雨の中でも2時間しっかりとグラバー園を堪能しました。晴れているときにまた来たい。

ちなみにすぐ近くに国宝・大浦天主堂もあります。

在留外国人のために建設された中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック調の教会で、現存するものとしては国内最古。

教会にはあまり興味がないのと、お昼の時間が近づいていたので今回はパスしました。

昼食「ニッキーアースティン」

グラバー園を出て車で約10分、ニッキーアースティンというお店へ到着。

長崎名物・トルコライスの名店として名高い洋食屋さんです。

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店構えからしてもう分かる。絶対うまいやつや。

たまにさ、メニューが無茶苦茶多い店あるよね。

ここそれだったわ。決めるのに一苦労。でもこの迷う時間が楽しかったりするね。

頼んだブツ。暴力的と言っていいほどのボリュームだ。

メニュー名は覚えていないけど味は最高。近くにあれば週イチで通う。

長崎空港、そして北海道へ

パンパンになったお腹を抱え、お店を後にする。

長崎空港へ向かうときがやってきた。旅の終わりが近い。

長崎空港まで40分。ガソリンを入れてレンタカーを返却した。

4日間の走行距離は568.1km。
道産子にとってはたいしたことのない距離だった。

空港には長崎のものだけではなく、九州全域のお土産が揃っていた。
皆も覚えておくといい。九州を旅する際、道中でお土産の心配をする必要はない。ここに来さえすれば全て手に入る。

15時、いよいよ出発の時間です。行きの飛行機でもそうでしたが、帰りの飛行機でも妊婦ということで優先搭乗させていただき、おもちゃも頂戴しました。日本航空にマッドリスペクト。

奥さん、全くお腹出ていないから完全に自己申告なんですが、世の女性はこの手を使って優先搭乗し放題だなと思いました(そんな人おらんか)

さようなら九州。 また来るぜ。

羽田から女満別の便は今まで経験したことのないくらい揺れて死ぬかと思った。
死ぬかと思ったは大袈裟だけど、少し具合悪くなったのは本当。

いつも思うんだけど、飛行機のランディングって結構な衝撃あるけど急すぎてびっくりしない?

機長のアナウンスで
「もうすぐ着地するよ〜、あと5秒くらいかな……あー今!着くよ着くよー!」
くらい流してほしい。そうしたらこっち側も衝撃に備える準備できるやん?

と、お腹の子どもが言うてますわ。

何はともあれ、母体に何の影響もなく無事に旅行を終えられてよかったです。

九州は最高なので、いつか南側も攻めてみたい。

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