2022年6月に、福岡出張へ行ってきました。
仕事のため福岡で2泊した後、私的な旅行で札幌に1泊。3泊4日の出来事を書きます。
1日目・福岡
ここ2年、コロナのせいで出張がめっきり減っていたが、6月に出張の話が舞い込んできた。
その久しぶりの出張、行き先はなんと九州・福岡だった。
家族にはめっちゃ羨ましがられた。
おいおい、こっちだって仕事なんだ。旅行じゃあ、ないんだぜ。
などと言いながらも、内心ではやはり隙間の自由時間は楽しみである。
だって九州なんてめったに行く機会なくない?
出張1日目、この日は移動日。
女満別空港で羽田行きの飛行機を待っていると、後ろから声を掛けられる。
振り向くと会社の同期が立っていた。部署は別だが、親しい同期の一人と言っていい。
ーあれ、出張?偶然だね、俺もだよ。どこ行くの?え、博多?マジで?俺も博多なんだけど!
こんな偶然アルバニア?
別部署の同期と、同じ日程で同じ出張先、それも福岡だなんて。
夜に再開することを約束し、飛行機に乗りこむ。
ところで、今って飛行機に乗るときもスマホがあれば便利だよね。
紙のチケットなんて昔の話。航空会社から送られてきたQRコードを機械にかざすだけで乗れちゃうんだもん。
俺もね、当然このシステムで乗り込もうとしたんだよね。あらかじめQRコードが記載されたメール画面をスクショしておいて準備は万端。
でもいざ機械にかざすと、なぜかiPhoneのウォレット画面が表示されてスムーズにいかないんだよね。
保安検査場でも、搭乗口でも2、3回失敗しちゃうのよ。
他の人はスイスイ行ってるのに、俺だけ通さないとは。JALよ、なんの嫌がらせなのか。
しかしよく考えるとJALから恨みを買うような覚えもない。
これはおかしいなと思ってメールをよく読んでみたら「チケットのスクショ画面ではだめだよ、ウォレットにチケットを保存しておいてね」と書いてあった。
完全に俺のせいだった。
ちなみにこの件について調べていると、ロンブーの淳も同じような目に遭ったツイートが見つかった。
淳、俺よりはるかに飛行機乗る機会が多いと思うけど無事に解決したかな。
2時間のフライトが終わりに近づき、機内に到着を知らせるアナウンスが流れる。
アナウンスの終わりには
「紫陽花が日ごろに色づく季節になりました。なによりもお身体を大切にお過ごしください」
そんな粋なこと言うんだ。その心遣い、グッとくるね。
さすが世界のJAL。ワンワールド アライアンスなだけあるな(意味は知らん)
羽田空港に着くとちょうどお昼時。
なにか食べたいところだが、福岡空港への乗り継ぎ便がよすぎるせいで30分しかない。
立ち食い蕎麦ならぬ、立ち食い寿司屋が目に入る。
へぇ、いまこんな店あるんだ…いいな…チャチャっと4~5貫たのんで、ビールなんかも付けちゃったりして。
「又こい家」 …また来いやってか。最高やん。
しかし移動日とはいえ昼からビールは気が引ける。
ビールが飲めないなら寿司じゃなくてもいいかと、隣のおにぎり屋「五穀豊穣 蔵一」でテイクアウトすることにした。
ザ・無難な選択。
会計の段になってPayPayを開いたら、ログイン画面になっていて焦った。
え、なんで?マジでやめてくれよ。ログアウトした覚えないぞ。
焦りすぎて結局現金で払うはめになった。スマホに頼りすぎる俺への警鐘だったのかもしれない。
機内で食べたおにぎりはめっちゃ美味かった。無難な蔵一ありがとう。
羽田から2時間弱、福岡が近づく。
眼下には九州と思われる陸地と、何海かわからない海が広がっている。
エメラルドグリーンの海面が綺麗で思わず目を見張る。何海かはわからないけど。
道路を走る車がミニカーほどのサイズまで視認された頃、気流の影響か飛行機が大きく揺れた。
けっこう怖い。墜落でもしたら被害は甚大だ。
なんせ車がビュンビュン走ってるし、建物もたくさん建っている。
それもそのはずで、福岡空港は博多という大都会からとんでもなく近い場所にある。
電車でなんと5分。近すぎるだろ。めちゃくちゃ便利だけども。
こんなに近くに造っちゃって騒音問題とか大丈夫なのかな。大きなお世話か。
福岡空港に降り立つと、早々にHKT48がお出迎えしてくれた。
君たちはいったい誰なんだい。おじさんにはわからないよ。
第2話へつづく