歴史上の人物、たまに変な名前の人いるよね。
たとえば。
蘇我馬子。馬面の女かと思ったら男。
小野妹子。かわいい妹と見せかけて男。
山上憶良。山の上に生えているオクラかと思わせておいて男。
大伴家持。「いえもち」ではなく「やかもち」と読ませる男。
十返舎一九。「いっく」はもう響きがかわいいし呼びやすい。でも男。
坂上田村麻呂。長い。11文字もある。
この際「さかのうえの」の必要性はあるのか。田村が苗字、麻呂が名前で十分じゃないのか。
だいたい坂上と書いて「さかがみ」ではなく「さかのうえの」と読むのはなんだ。
同じ村に二人いる「田村麻呂」を区別するためにつけたのかもしれない。
同じクラスに佐藤達也という人が二人いて、呼ぶときに困るから「大きいほうの佐藤」と「小さいくせに態度はでかくて自慢話ばっかりするから女子からめっちゃ嫌われてる佐藤」って呼び分けるように。
「坂の上に住んでいる田村麻呂」と「平地に住んでる田村麻呂」がいたのだろう。
ちなみに彼は初めて征夷大将軍に任命されたことで有名だけど、征夷って何かね?
辞書によると征夷とは「未開の民族を征討すること」とあるけど、まず日常で使わない。なじみがないから意味がわかりずらくて覚えにくいのだろう。
一方で「墾田永年私財法」の覚えやすさといったら何だ。
「墾田」なんてこの単語以外で使ったことないのに、語呂がとてつもなくいいから頭に残ってしまう。
こんでんえいねんしざいほう。思わず口に出したくなるリズム感。
すいきんちかもくに通じる気持ち良さがあるよね。
あと納得いかないのは百済の読み方ね。
高句麗はわかる。「こうくり」だな。すげーよくわかる。
新羅が「しらぎ」なのもまだわかる。
だが百済が「くだら」とはどういうことだああー!?
音読みでも訓読みでも読めるかっつーのよーーー!
なめやがってこの言葉、超イラつくぜぇーーー!
はっ、すいません取り乱しました…もう寝ます。