2016年5月14日(水)福岡県
ホテル出発
九州旅行2日目。
日本一のおんせん県なので当然朝風呂をキメ、棚湯・朝バージョンをしっかりと堪能した。
さっぱりしたあとは朝食バイキング。
今日はこの旅本来の目的であるヒムロックのラストギグス、福岡ドーム公演の日なので福岡県へ移動します。
9時前に大分県別府市のホテルを出発。
大分県の道路はどことなく北海道に似ている。広くて走りやすいし、流れる風景は大自然。
ライブは夜からで、あまり早く福岡に着いてもあれなんで途中でちょいと寄り道。
同じ大分県内にあるとてつもなく大きな吊り橋、九重夢大吊橋(ここのえゆめおおつりはし)へ。
大分自動車道を九重ICで降り、20分ほど山道を走らせる。
途中、このようなワインディングロードを通ることとなる。
九重夢大吊橋
ホテルを出発してから1時間弱で吊り橋へ到着。
標高777m、長さ390m、高さ173mという人が渡る吊り橋としては日本一の吊り橋とのこと。
高さといい長さといい、スケールがでかすぎる。
国や県からの補助金なしで、なんと20億円もの大金を投入して架けられたものらしい。これはすごいことですよ。20億あれば峰竜太の豪邸が4棟建つ。
それくらいでかい吊り橋なので、橋を吊っているワイヤーもむちゃくちゃに太い。
安全レベルは普通の橋と変わらないと考えていいだろう。
これなら高所恐怖症の私でも安心して渡れる。
わけがない。
どんなに頑丈な造りであろうと怖いものは怖いよね。
だってこの高さだぜ。
落ちたら一発だ。俺からしたら普通でいられる方が異常だ。
ずんずん進む母と妻、そして恐る恐る、できるだけ橋の真ん中を進む俺。
なんとかかんとか渡りきるも、渡った先に目的地があるわけではないので今きたばかりの道を引き返さねばならない。
恐怖の時間再び、だ。
絶対に落ちないと暗示をかけながらすくむ足を前に出し続け、ほうほうのていで帰ってきた。
やはり地に足がしっかりと着いているということは素晴らしい。空中はダメだ。それを再確認できた。
橋の手前、観光案内所付近で気になる張り紙を見つけた。
橋の人気投票、吊橋部門で3位とのこと。
まず橋という建造物に限定したマニアックな人気投票があることに驚いた。
どの部分に人気の差が出てくるんだろう。
さらに橋の中でも部門がきちんと分かれていることも注目だ。
吊橋部門ったって普通の人は一個も知らないんじゃないだろうか。レインボーブリッジは知ってるけど、吊橋だということは知らなかったもんな。
どんな世界にもマニアはいるもんだ。 他にどんな部門があるのか気になるところ。
ミヤちゃんなるゆるキャラがいたのですかさず撮影。モチーフはなんなのかって?俺に聞かないでくれ。
吊り橋を40分ほど堪能した後は福岡県へ向けてGO!
太宰府天満宮
九重ICから再び大分自動車道へ乗り、次の目的地である太宰府天満宮まで車を飛ばす。
距離にして約100km、1時間30分のドライブ。ちなみに道産子にとって100kmなんてのは近所も近所。北見から網走まで行って帰ってくるくらいのもんだ。
大分自動車道から九州自動車道へ入り、筑紫野ICで降りる。
太宰府天満宮は観光客も多く来るためか、周囲に有料駐車場がたくさんあって助かった。どこに停めればいいのか迷うほどだ。
境内に着いてみると12時。
ちょうど新車の交通安全祈願をやっている場面に出くわした。
今まで全くお祓いとかしてもらったことないけど、こんな有名な神社で祈願してもらえるのなら自分もやってほしいかも。
調べてみると初穂料は5,000円とのことで、そこらの無名神社(失礼)と大して変わらないことにびっくり。有名な神社だから超高額ってわけじゃないんですね。
空は快晴。平日だというのに境内にはけっこうな数の参拝客。
我々も御本殿で拍手を打つ。もちろん安産祈願だ。
元気な子が産まれてきますように。2億円握りしめながら産まれてきますように。
各種お守りも豊富に取り揃えております。安産のお守りを買う。
ご利益を求めてそこら辺に安置されている牛や馬の像を触りまくる。
南側の楼門を出てみると手水舎があった。
本来なら境内に入る前にここで清めるべきだったのだが、私たちは駐車場の関係で東側の門からいきなり境内に突入したので、不浄な身で参拝していたことになる。
これはいかんということで今さらながら身を清める。
やり方がイマイチわからない。
「不慣れな手つき」というタイトルで写真展に応募してやろうか。
30分ほど境内をうろつき、参道へ飛び出す。
参道の両側にたくさんのお店が居並ぶ。
突然オシャレな造りのスタバが現れたりする。
こんな外観のスタバあるかい?夏休みの工作で作る、アイスの棒でできたログハウスを彷彿とさせるよね(失礼)
内装にも木がふんだんに使われており、意匠がこらされた造り。
外に一席だけあるテラス席で休憩していると、道行く観光客がこぞって外観を写真に収めるものだから、我々は色んな人たちの写真に写った。スターの気分だ。
太宰府武将館もある。どうやらコスプレしながら散策を楽しめるらしい。
これはこれで楽しそうだし良い記念になるだろう。友達同士の旅行ならいいかもしれない。
豚まんが有名な揚子江というお店にも行きました。
揚子江は、長江の別名だ。中国を流れるとても長い川のこと。
でかい。そしてうまい。一口噛むたびにあふれ出る肉汁が絶品だ。
おっと、太宰府名物の梅ヶ枝餅も忘れずに食べるように。なかなかうまいぞ。
参道の行き止まり、もち吉ではお抹茶のジェラートをいただきました。
九州国立博物館
今歩いてきた参道を引き返し、 太宰府天満宮の入口に戻ってきた。時間は14時。
まだもう少し時間があるので、すぐそばにある九州国立博物館へ寄ってみた。
近代的なデザインだ。何の建物かパッと見全くわからない。
天井がとても高く、開放的な館内。
九州といえば歴史の教科書の最初の方でよく登場する縄文、弥生時代の舞台となっているわけで、やはりその辺の展示が多かったように思う。
館内を見て回っているとき、どんな会話の流れか全く覚えていないんだけど、妻と「山城新伍って死んだんだっけ」っていう話題になったんですよね。
気になったらすぐに調べられるのが現代社会のいいところ。そこでスマホを取り出して調べていたら、学芸員さんに「スマホはご遠慮ください」とたしなめられた。
新伍め……(新伍のせいではない)
1時間ほど博物館に滞在し、15時に太宰府天満宮を後にした。
福岡市内
太宰府から福岡市街までは車で30分ほどの距離のはずが、事故で渋滞しており倍の時間かかった。
16時過ぎに福岡ヤフオク!ドームで母を降ろす。
僕たち夫婦はラーメン屋さんで腹ごしらえ。
福岡と言えばとんこつっしょ!うまいっしょ!
本場のとんこつラーメンに満足し、次に向かうは福岡タワー。
全長234m。非常に高い。
展望室から見下ろす景色。左手に広がっているのは博多湾。
ちなみに高所恐怖症の俺でも、こういったタワーから眺める分にはなんの恐怖も感じない。堅牢な造りで、たとえ自分が望んでも外へ飛び出せないような場合は安心できるのだと思う。
吊り橋などは、落ちようと思えば落ちることができる点が恐ろしいのだ。
トリックアート的な床があったので、すかさずはしゃぐ31歳。
博多の夜
18時半に中央区天神にあるホテルにチェックインして、博多の街へ繰り出す。
知らない街を歩いて散策するのは本当に楽しいし心が躍る。旅の醍醐味と言える。
ひぇ〜博多駅前、都会だじょ〜。
田舎者丸出しで辺りを見回したり写真を撮るなどしました。
夕食は福岡名物を食べられる居酒屋「まいど」へ。
馬刺 鉄鍋餃子 もつ鍋
う、
う、
う、
うまかぁー!!
最高かよっ!
北海道も美味しいものが多いと自負しているけど、福岡もなかなかやるばい!
すっかり満足して夜の博多を散策。博多は何と言っても屋台が有名ですね。
我々も行くかどうか迷ったのですが、妻がお酒を飲めないので今回は見送りました。料理だけでも美味しい屋台はたくさんあると思いますが。
またお酒を飲めるようになったら来ましょう!
その後、ライブ終わりの母と合流。
一人で観てもたいそう楽しかったようで、銀色のテープを拾えたと喜んでいました。
よかったな、かあちゃん。