2016年8月、妻が妊娠してから30週が過ぎた頃のお話。

胎動も激しくなってきて、お腹の赤ちゃんに語りかける毎日です。
しかし父ちゃんが話しかけるとそれまで激しかった胎動がピタッとやむのはなぜなのか…
そんな妊娠あるあるは置いといて。
2016年8月28日、市が主催する両親学級に参加しました。
初妊婦さんと旦那さんが、出産から子育てについてのアドバイスを受けたり体験学習ができる場です。
参加者は20組程度。
5組ずつくらいの班に分かれ、車座になり保健師さんからの講義を受ける。
まずは沐浴のやり方を教わるのだが、当然ながら本物の赤ちゃんを使うことはできないので人形を使っての実習だ。
赤ちゃん人形はどれも皆「くわっ!」と目を見開いていて西川きよしみたいだった。
おっと!いきなり服を脱がしちゃあいけねえぜ。

まずはお顔を拭きましょうね~
拭き終わったら手早く服を脱がせて…

湯船へイン。と同時にガーゼ的な布を体にかけてあげる。これで赤ちゃんは安心するのだとか。

頭を洗おうね~
手触りがツルツルだね~
首筋はゴミが溜まりやすいから丁寧に洗うよ~

背中を洗うときは赤ちゃんを裏がして、片手で支えながら洗います。
初めてのときはこれがなかなか難しいそうですが、今回は割と簡単にできましたね。
なんせ人形ですしね。

何とか沐浴を終えて満足げな俺と気持ち良さそうなきよし。
きよしはこの後も沐浴につぐ沐浴で、色んな両親に洗われまくってピカピカに輝いていた。
その後はおむつの替え方を教わったり、
妊婦さんの体験をしたりしたよ。

お腹のあたりをサポーターのようなものでギュッと締め付けられ、重りが入ったジャケットを装着。
なかなか苦しい。
日常生活を大いに制限させられることを実感。
横になってもお腹が重い。

俺はなぜ笑っているのだろう。
妊婦さんの苦労、少しは味わうことができました。
その後、講義を受けて
- 乳幼児にとってのタバコの害
- 乳幼児揺さぶられ症候群
- 出産後の育児ストレスや産後うつの症状
などを学びました。
全部で2時間くらいの内容でしたが、面白かったです。
両親学級と言いつつ、お父さんが参加することにより意義を持たせているのではないでしょうか。
「お母さんは妊婦の頃からこんなに大変なんだよ。
お風呂やオムツ替えも覚えてお父さんも積極的に育児に参加しようね。
赤ちゃんは理由なく泣くものだからイライラしないようにね。
産後のお母さんはホルモンバランスが崩れて不安定だから周りが助けてようね。」
きよしの大きくて澄んだ瞳から、そんなメッセージが送られているように感じられました。
お父さんになる者として、身が引き締まる思いです。
俺がんばるよ、ヘレン!