職場の同期たちと、めちゃんこ久しぶりにスノーボードに行ってきた話。
スキー場、行かない?
ある日、職場の同期からLINEが届いた。
「みんなでぴっぷスキー場へ行かない?」
みんなとは、昔よく一緒に行っていたスノボー仲間たちだ。
ぴっぷスキー場とは、北海道比布町にあるまぁまぁでかいスキー場だ。
誘ってくれたときは、正直そこまで乗り気でもなかった。
なんせ久しぶり過ぎて、スノーボードに対する情熱が薄れ切っていたのだ。
一体何年ぶりだろう。
「最近スノボー行ってる?」
と聞かれても、最後に行ったのがいつだったのか正確に思い出せない。
「いや、まったく行ってないよ。たぶんもう5年くらい行ってない」
なんて答えたりしてたんだけど、ブログを遡ってみると最後に行ったのは2014年だということがわかった。
7年前である。
思っていたよりもずっと前だった。
7年間、冬のあいだ何をしていたんだ俺は。思い出せない。
それだけ滑ってなければそりゃあ情熱も薄れるか。
そんなわけで「雪山が俺を呼んでいるぜ!」という熱意は全然なかったんだけど、同期と久しぶりに集まれるのが嬉しくて参加の返事をした。
出発前日
準備のため、物置から引っ張り出したスノボー用具一式を眺める。
最も重要な板とビンディングは10年以上前に購入したものだ。
見ているだけで懐かしい気持ちになった。
ビンディングを取り付けるのも久しぶり過ぎて、取り付け位置と角度を完全に忘れている。勘で乗り切るしかなかった。
明日はよろしく頼むぞという気持ちで、しかしワックスなどは全く塗ることなく眠りについた。
出発!!
2021年3月20日(土)
北見から比布まではそこそこ遠いので、朝も当然早い。
6時40分頃に出発して、到着は9時20分。2時間40分かかった。
天気は晴れ、気温は4度。なかなかのスノボー日和。
まずはセンターハウスで準備を整える。
ブーツに足を通すが、久しぶりすぎて紐の締め方を忘れてしまっていた。
「そのブーツ、足の型を取って作ったやつだったよね?」
同期に言われて思い出した。
そういえばそうだった。まぁまぁ高い金出して買ったやつだ。
いざ山頂へ
リフト券は「昼食付き4時間券」を買った。2,800円。
第6リフトに乗り込み、一気に山頂へ。
景色が素晴らしい。
ほどなく頂上に到着するも、リフトから降りるタイミングがわからず焦る。
結果、早く立ち上がりすぎて転びそうになってしまった。
7年ぶりライディング
もうダメだ。ここまで、自分でもびっくりするくらい色々なことを忘れすぎている。
これはもう滑り方すらも忘れているかもしれないな…。
不安に思いながら滑り出してみると…
めっちゃ覚えてた。
全然7年ぶりという感じがしない。
感覚的には1年ぶりだ。
こういうの何て言うんだ。
昔おった篠塚だっけ?
違うか。
確かに篠塚は巨人軍におったけども。
昔取った杵柄、か。
自転車の乗り方を忘れないのと一緒で、スノボーの乗り方もちゃんと覚えてるもんだ。
一安心。
この日はクローズ前日ということで雪の状態が心配だったが、思ったより悪くはなかった。
ぴっぷスキー場は初球から上級までコースがたくさんあるし、それぞれのコース幅も広い。
パーク、コブ、深雪コースなど色んな楽しみ方ができるのも魅力。
……楽しい。
めっちゃ楽しい。
夢中で滑っていたらいつの間にか昼になっていた。
昼食タイム
昼食付きのリフト券を買った我々、メニューは何でも選び放題かと思ったらそんなことはなくて、しょうゆラーメンかカレーしか選べないシステムだった。
むむむ…
ラーメンとカレーは二大王者だ。
どちらも捨てがたい。
悩んだ結果、ラーメンをとった。
おじいさんが一生懸命作ったしょうゆラーメン。
え?うまかったかって?
えぇ、まぁ、ね。だいたい想像がつくでしょう?
味の話はね、よしましょうや。おじいさんが一生懸命作ったんですから。
ちなみにカレーはめちゃくちゃ早く出てくるので、スピードを重視する方はカレーを選んだ方がよいということは言っておこう。
午後の部
残り1時間半は主に左側の第2リフトで楽しんだ。
こちらは同期の息子さん(6さい)による華麗な滑り。なかなかのスピードだが、恐怖心とかないんだろうか。
登っては降り、登っては降り。
ストイックに時間いっぱい滑り倒した。
久しぶりに味わう、ブーツを脱いだときの開放感。大変気持ちが良い。
遊湯ぴっぷ
スキー場の隣には「遊湯ぴっぷ」という入浴施設がある。(遊湯ぴっぷの公式HPはこちら)
久々のボードで酷使した体を癒すべく、日帰り入浴をキメることにした。
天然温泉なのか、泉質はどうなのか、そんなことはよくわからないが、これだけは言える。
最高。
ボード後の温泉、ベホイミくらいの効果があるな。
ふやけるまで温泉につかり、比布を後にする。
それにしても、すっかりぴっぷスキー場を堪能してしまった。(ぴっぷスキー場の公式HPはこちら)
もっと近くにあればめちゃくちゃ通うのに。いっそ近くに引っ越したろか。
おわりに
18時30分頃、自宅へ到着。
久々に同期に会えて、ケガなく帰ってこれて、何よりボードの楽しさを思い出せて本当によかった。
今はもう「来年以降もっとたくさん行くぞ!」という気持ちになっている。
誘ってくれた同期に感謝。
ちなみに全身が筋肉痛になったのは言うまでもない。
予想はできていたが、2日後にきたのがショックだ。
体はきっちり7年分の歳をとっているということか。