イケメンという言葉を考える

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イケメンという言葉、なんだろうなアレ。

顔がいい男性をさして、誰もが当たり前に使っている言葉。
たぶんもう20年くらい前から使われているのに今さらでたいへん、たいへん恐縮なんだけど、一体なんの略なんだ。

「イケてるメンズ(men’s)」の略なのか。
その場合さらに疑問なのが「メンズ」が「イケてる」とはどういう状態なのかってことなんだよね。
メンズって「男性の」って意味じゃないですか。メンズメンズファッション、メンズウェア、とか。
そうすると「男性の」が「イケてる」ってことになるんだけど、それはもう意味がわかんない。

じゃあイケメンのメンは「メンズ」じゃないのかな?
男の複数形である「メン(men)」なのかもしれない。
それなら納得できる。一人だけの男性に対しては使えないことになるけども。

ほかに何か考えられるだろうかと検索してみると、「イケてる面」の略という意見があった。

面て。

顔のことを突然「面」って表現することあるかね?
せめて顔面の略であってほしい。

ただ正直なところ、今となっては語源はどうでもいい。
これだけ定着した言葉に、揚げ足をとるようにつっこんでみたところで「だからなに?」と返されてしまうと言葉につまる。

俺が本当に言いたいことは

「イケてる」って死語やん

ってことなんだよね。

きょうびだーれも使ってないやん。

部下に対して「今日もイケてるね~」なんて使おうもんなら、やん。

なのに「イケメン」だけはめちゃくちゃ使われ続けとるやん。

もうそろそろイケメンにとって変わる言葉が出てきてもいいかもしれない。

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まっさきに思い浮かんだのは「グッドルッキングガイ」だったんだけど、叶姉妹のお眼鏡にかなうほどのファビュラスな男性にしか使ってはいけない気がする。
一般男性にはハードルが高い。

そこで試しに「イケメン 類語」と検索してみると、出てきたのが

・二枚目

・ハンサムボーイ

・水もしたたるいい男

どれも古めかしい。

なんとなく昭和の大スターに使われるイメージだ。
石原裕次郎とか、梅宮辰夫とか。白黒写真が似合う。

ハンサムボーイなんかはセンスのかけらも感じないな。

ちょっと思いついたんだけど「カッコマン」ってのはどうだろうね。
かっこいい男の人というのを端的に表現してみたんだけども。

わかる、わかるよ。
ロックマンの敵キャラみたいでダサいという意見もわかる。

でもそのダサさがよ?一周回って、的な?そういうのあるやん?名前とかしらんけど。

みんな頼むよ。これが今後世に広まって定着したら、「最初に使いだしたのあいつだよー」ってちゃんと証言してくれよ。

でも発表前に、万が一ほかに思いついてる人がいたら困るなぁと思って一応検索してみたんだわ。

「カッコマン」の検索結果
「カッコマン」の検索結果。1950万件でてきた。

めっちゃいた。

約半世紀前に、宇崎竜童率いるダウン・タウン・ブギウギ・バンドが出してたわ、カッコマン・ブギ。

しかもあれなんだってね、あの有名な『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』のカップリングなんだね。
マジで知らなかった。

マジで知らなかったのと、感性が古いのは俺も一緒だということがわかってめっちゃ恥ずかしいな。

「イケてる」をバカにしてる場合じゃない。

ハンサムボーイにも謝ってきます。

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