僕が住むアパートの部屋には、クモとアリがしょっちゅう出現します。夏には当然蚊も飛んでるし、小さい謎の虫もよく出る。
こいつらは基本的に無視(虫だけに)しているんだけど、この間シンクにカメムシが鎮座していたときはさすがに看過できなかった。
お前、なぜこんなところに…。
動き出されると怖いので、速攻で水を思いっきり流して【排水管】という地獄へ送ってやりました。
それにしても、なぜ我が家はこんなにもバグズライフなのでしょうか。
僕が留守の隙に誰かが忍び込んで虫を解き放っているか、家のどこかに「虫界」への扉が開いていて、そこから湧いて来ているに違いない。
わがもの顔で悠然と室内を闊歩しているクモを見ると、だんだん腹が立ってくる。
Tシャツに書いてある英語を読んでくる人くらい腹が立つ。
「マイフレンズ…アー…グローリー……どういう意味?」
いや知らん!
恥ずかしいから読まんといて!!
話が逸れたけども。
まぁ、ゴキブリやらゲジゲジやらのS級妖怪が出てこないのがせめてもの救い。
虫と言えば、先日、職場のトイレにすごい大きい蛾が現れた。
先輩と「この蛾はなんだろう。蛾って思ったより種類が多いんだね」なんて話をしているうちに、生物ってどのタイミングで進化や退化をするんだろうという話になった。
例えば、深海に住んでいる魚って目が退化しているやつが多いよね。
退化というからには最初は見えたわけだ。それが環境によって退化したと。
じゃあ具体的にはいつ、どういうふうに退化したのかな。
親の代が「あれ?暗すぎてあかんわ。こりゃ目がついていても意味ないわ」と思ったとして、その子供で突然目が見えないのが生まれたりすんのかな?
違うか。
だんだん深くて暗いところで生活するようになって、だんだん目が見えなくなっていったのかな。
難しい。よくわからん。
などと議論を交わしていたら、係長が「退化の研究って昔からされているんだ。暗黒の状態でハエを何世代も育てて…」と話し始めて、
俺は思わず「いや暗黒て!なんか怖い!」と思ったんですが、本当に「暗黒バエ」と呼ぶそうです。
ちなみにその実験、50年もかけて行われたというからさぞ壮大な実験施設があるのかと思ったら、小さい缶に黒い布をかぶせるだけの小規模なものでした。
人間に換算すると3万5000年ものあいだ暗闇に閉じ込めておくことになるそうですが、そうしたら我々の目は見えなくなって代わりに触角とかが生えてきたりするんでしょうか。
私の私見ですが、繁殖うんぬん以前に、閉じ込められて1週間で発狂して死ぬでしょうな。
人間はもろい。もろきゅうや(意味なし)