10月に受けた健康診断の記録
今年もきちんと健康診断を受けさせてもらった。会社のお金で。ありがたいことだ。
大腸がんの有無を調べる便潜血検査というものがあり、検査日までに2日分の便を採取しなければならない。
検査の前日にまだ1本も取っていないことに気付き、あわててその日の分を取る。これで1日分は確保できた。
同じ日に2本取ってはいけないようなので、もう1日分は当日の朝に取るしかない。
毎朝ちゃんと出る男なので当日でも大丈夫だろうとたかをくくっていたのだけど、そんなときに限ってなかなか出なくて苦しんだ。
来年は2日前と前日でちゃんと取ろうと決めた。
健康診断の日
病院に着いて2日分の検便を提出。それを受け取った受付の男性は言った。
「まずはこのコップに尿をとって提出してください」
いきなり尿からかい。
さっき自宅のトイレに行ったばっかりだよ。注意事項の紙に書いといてよ。「まずは尿をとるから自宅で出し切らないでね」って。
病院のトイレで頑張ったけど、ほんのちょっとしか出なかった。これで提出するしかないだろう。膀胱にはもうなにも残っていないから。
提出口にすでに置かれていたコップにはけっこうな尿が入っていた。
その尿、少しもらってもいいかしら。
いや、見ず知らずの他人の尿をもらうなんてどうかしてるだろ。あぶないあぶない。すごい病気持ちの人だったらどうするんだ。
血圧はロビーに置かれている血圧計を使ってセルフで測定するスタイルだ。人件費削減、業務効率化の波が地方の病院にも押し寄せている。
1回目は緊張のせいか高めの数値が出たので、心を落ち着けて2回目に測った数値を提出した。
バリウム検査は今回はパスした。嫌なので。2年に1回で十分だと自分で勝手に決めている。
問診票には体の不調な部分をあらかじめ書き込めるようになっていたので、肩が痛いことと鼻づまりのことを書いたが、先生の問診では何も触れられずに終わった。
ただの四十肩とアレルギーだと片づけられたのだろう。
先生はそれよりも心電図検査の結果が気になっているようだった。
心電図はここ10年くらい毎年引っかかっている項目だが、歴代の先生から「よくある不整脈だから心配ない」と言われてきた。
しかし今回の先生からは「より心臓の状態がわかる心エコー検査を受けるように」と勧められた。
自分もいつか精密検査を受けてみたいと思っていたので、心エコー検査の予約をしてその日の健診は終わった。
健康診断の結果
しばらく経って、健康診断の結果票が送られてきた。
心電図以外はオールA(異常なし)だった。
三井住友海上あいおい生命のサービスに「撮るだけ健康チェック」というものがある。
スマホカメラに健康診断の結果をかざすだけで、読みとった各種数値から健康年齢や疾病リスクを判定してくれるものだ。
結果はこちら

健康年齢33歳(実年齢マイナス8歳)
三大疾病入院リスク0.6倍
八大疾病入院リスク0.5倍
おお~めっちゃ良い結果で嬉しい。
ザ☆健康ボーイズの3人目のメンバーは俺で決まりだろう。
ありがとう健康。
心エコー検査の結果
さて。
健康診断の各種数値は異常なしだったので、残る問題は心臓の検査結果だ。
別日に受けた心エコー検査。
すぐに結果がわかったようで、先生からこう告げられた。
「大動脈弁閉鎖不全症ですね」
だいどうみゃくべん…へいさふぜんしょう…?
知らない病気だった。
先生の説明によると、
・心臓弁膜症の一種で、心臓から送られる血液が逆流しないようについている弁がうまく閉まらない病気
・送り出した血液が逆流して、心臓に常に負担がかかっている状況
・病気が進行すると尋常じゃない動悸や息切れが出る
・そうなると人工弁に取りかえるための手術が必要
・手術はカテーテルなどでは行えず、開胸手術で行う
こんにちは不健康。
数値がよかったと喜んでる場合じゃねえわ。
健康ボーイズはいれねえじゃねぇか。
先生は「弁がけっこうガバガバですね」と言っていたので、いつか手術することは避けられないかもしれない。
えぇぇ…
開胸手術…
こわくない?
いやだなぁ。
ただ「今現在の心臓の状況はいたって元気です」とも言われたので、あと何十年か先になるかもですね。
ちなみにこの病気になると今後一切生命保険には入れないようだ。
ちょうど今年見直ししたところだからよかったけども。あぶね~。
みなさんも健康にはお気をつけください。
