左利きの苦悩

左利きはマイノリティなので、世の中を生きていくうえで苦労することが結構あります。

俺が強く言いたいのは、左利きの人に向かって「へー左利きなんだー」と言うのをそろそろNGワードにしませんかということ。

今まで2万回くらい言われてきたから、その度に「そうなんですよ」と返してきた。

2万回も言ったので飽きたけど、それ以外にうまい返しが見つからない。

さらに「鉛筆も箸も左?」と追い打ちをかけてくる人もいる。

え、何この人俺にすごい興味持つやんと思いながらも、「はい」としか答えようがない。

あとよく言われるのは、

「左利きってなんかかっこいいよね」

適当な事言いやがって!大変なんだぞバカヤロー!

今度私にそういうことを言ってきた人には首にチョップを見舞って「モルスァ!」と言わせます。

それからこれは年配の方によく言われることだけど、

「左で字を書くなんて、あんた器用だねー」

じじい!

右利きが左手で字を書くなら器用だけど、利き手で字を書くのなんて少しも器用じゃないですよ!

今度私にそういうことを言ってきた人にはシャクティーパットを浴びせ続けて最終的にはポアします。

ファミレスのスープをすくうお玉が右利き用にとがっているけど、とがってない方からも入れられるし、

はさみも右利き用でも意外と左手で切れるし、いざとなれば右手でも使える。

急須も缶切りも定規もカメラのシャッターも問題にならない。

しかし!!

ボールペンがすぐに出なくなるのが非常にイラつく。

字は右利きの方が書きやすいようにできていて、左利きの人が書くと左から右に向かって押す感じになっちゃうんですよね。

そのせいか一部のペンはすぐにインクが出なくなる。

これ出ないよって言って右利きの人に渡すとちゃんと出るの。

ちっきしょー!!

悪筆になりがちだし、書道は右で書かされるし、英語の筆記体も書きにくい。

日本語も英語も左利きには冷たい。

国語以外の授業では手がすぐに黒くなるし、テストでは自分の手が邪魔で問題が見えないため時間をロスしやすい。

クレペリン検査なんかは最悪。

誰かと隣り合ってご飯食べるとき、肘がぶつかって非常に申し訳ない気持ちにもなります。

スポーツでは有利になると言うけれど、スポーツしない人にはメリットがない。

スポーツしようにも、左利きの用具が少なくて不自由しやすい。

ゴルフの打ちっ放しに行っても7番アイアンしか貸し出ししてなかったし…。

そんな世の中だから、左利きの人を見つけるとなんとなく仲間意識を抱いてしまいます。

牛丼屋でカウンターに3人くらい左利きが並んだことがあって、「同志よ」と牛丼をおごりそうになった。

テレビに映った有名人が左利きだった時もすごい親近感が湧く。

舞の海も左利き。俺も技のデパート開きたい。

どうでもいいけど、今左利きの有名人を調べてたら

ドビュッシー(作曲家)
レオナルド・ダ・ヴィンチ(画家その他)
ジミ・ヘンドリックス(ミュージシャン)

とか書いてある中に

ウィリアム王子(王子)

って書いてあって笑った。