昨日なかなか寝れなくて「小さい頃にこんなことあったなぁ」っていろいろ思い出した。
小学校に上がるか上がらないかぐらいのときに、うちで幼馴染の女の子と2人で神経衰弱をしてたんだ。
神経衰弱と言っても普通のトランプのじゃなくて、プラスチック製の小さなカップラーメン型のおもちゃなのね。
「ぴったしめんめん」っていうんだけどね。
直径2cmぐらいかな。表にはラベルが張ってあって、激メンとかどんべえとか何種類もあって、それが2個ずつあるのね。
で、それを全部ひっくり返して裏にする。順番にめくっていって、あとはトランプと同じ要領ね。
オレは真剣に勝負してて場所覚えるのに必死だったんだけど、女の子の順番のときにその子が突然、
「赤いきつねと、緑のたぬき」
って言いながらめくったからもうマンギョンボン。
笑いすぎて我慢してたおしっこもらしそうになったわ。
その頃の俺には【お笑い】という概念がなかったから、なぜ勝負を捨ててまで笑わせようとするのか謎なわけよ。
思えばあのとき人を笑わせる喜びを知ったのかもしれない。
団地の4階に住んでた。
毎日その階段を上り下りしてたわけだけど、薄暗い上に階段の途中の壁のシミが怖くてしょうがなかった。
毎日マッハで昇降するうちに相当足筋鍛えられたと思う。今でも階段は5段飛ばしぐらいならできる。
うちではジャンプとマガジンとサンデーを毎週買ってたんだけど、読んだあとに近所の幼馴染2人にあげてたんだよね。
少年野球の帰りに渡してたんだけど、窓から袋に詰めたマンガ3冊を外に向かって放り投げるというストロングスタイルの渡し方だった。
2人が4階まで登るのが面倒なので編み出した方法。
あるとき下で2人が待ってることを忘れて普通にただいまして、そのままいただきますして10分ぐらい経った後に2人が玄関まで来たことがあった。
自分の忘れっぽさに呆れて逆に笑えた。
団地の周辺で、ある日突然野良猫が出現したことがあった。
幼い僕らなりに「かわいそうだ」ってことになって、でも団地だから飼えないし。
ミルクとか給食の残りのパンとかあげてたなぁ。
名前は「ブッチー3世」って名付けた。
ちなみに思いっきり白猫。
なぜブッチーなのかは謎。なぜ3世なのかはもっと謎。
今どうしてるかな。きっと星になってるよね。
ブッチー IN THE SKY。