グレートバリアリーフってとんでもなく綺麗だよねぇ。
死ぬ前に一度はこの目で見たい景色の一つだが、近年の温暖化現象により、この27年でサンゴが半減しているらしい。
普段あまり気に留めてないけど、温暖化ってどこまで深刻なんだろう?
京都議定書で掲げた目標はどの程度達成できたのだろう?
カーボンオフセットが声高に叫ばれているけれど、文明の発達で散々豊かさを享受してきた人々に対して、今さら不便な生活を強いるのは相当な困難ではないのか。
人間の慣れとは恐ろしいもので、いったん贅沢な生活に慣れてしまうと、その水準を落とすことに強い抵抗を感じるようになってしまう。
「このままだと温暖化で大変なことになりますよ」と言われても、世界のどこかで起きている自分とは無関係な現象という意識がある限り、協力的にはなれないものだ。
しかしあなたは今、この美しい景色が失われつつあるという現実を知りました。
もちろんグレートバリアリーフが無くなっても、あなたの生命に直接の影響が及ぶことはありませんが、あなたが今日から温暖化を食い止める努力を始める十分な理由になると私は信じています。
いや終われるかい!!
こんな謎の投げかけで終わったら気持ち悪いわな。
本当に書きたかったのは、愚かな人類が二酸化炭素を吐き出しまくっている一方で、ある小さな生物がサンゴ礁をむしばむ病気の進行を遅らせていたという研究結果が発表されたこと。
その健気な生物の正体、それはカニ。
あぁ、愛すべきカニよ。
カニ座の私にとっては大変名誉なことです。
そのカニは「キモガニ」という種類らしい。
え、待って…
キモガニて。
なかなかのインパクト。
俺の心中にはアンガールズ田中が去来した。
一体どんなキモいカニなのか。
いや待て早まるな。
見た目がキモいからキモガニという名がついたという発想は安直にすぎる。
そうだ、そんな適当な名づけがあるわけがないと思って調べてみると、キモとはギリシャ語の「波」が由来になっているらしい。
あぁ良かった。これでカニ座の名誉も守られたと安心して画像を見てみた。
キモっ!
何これ一体どうなってんの。
予想以上にキモガニでした。
変わったカニと言えばこんなカニもいます。
平家ガニ。
メス。
メスでこんな怖いのにオスはどんなんなっちゃってんの…。
そして、かに座を代表して俺が最も好きなカニをご紹介。
ヒライソガニ。別名スマイルガニ。
平和。
すごくピースフル。
その優しい微笑には、争いという血塗られた歴史を繰り返す人類に対して「虐殺行為はNO!」というメッセージが込められているに違いありません。