兄と2人でライブを見に行くことになった。
誰のライブかはよくわからない。
激しめのロックだ。X JAPANのようだ、と言えばわかりいいだろうか。
兄は最前列でノリにノっているが、僕は曲がわからないので全然面白くなかった。
休憩タイムになって座席に座ったとたんに、一瞬でそこが大学の教室に変わった。
あれ?教室でライブやってたんだ…
よく見ると、前の席には中学の同級生のNさんが座っている。
そんなに仲良くはなかったはずだ。
しかし彼女は僕に気づくと微笑み、「足の匂いを嗅がせてくれ」と言った。
僕は耳を疑った。
何を言っているんだ?足?の匂い?
やべーよ、臭かったらどうしよう…
などと悩んでいるところに、今度は後ろの席に座っている男子が声をかけてきた。
「久しぶり!元気だった?」
振り返ると、またも中学の同級生であるT君が当時の姿そのままでそこに座っていた。
うわぁ、全然仲良くなかったわ、どうしよう…
彼の思い出と言えば、小学校の社会のテストで「木材」が正解の問題に「木村」と書いて僕を笑わせてくれたことしかない。
NさんといいT君といい、僕を困らせる人物が登場する中、隣の席に幼なじみで親友のJ君が座っていることに気付いた。
ほっとしてJ君と話していたのも束の間、おもむろに高校の数学教師、A先生が現れ「これからテストだ、今回は難しく作ってある」と宣言した。
大嫌いな数学のテストか…嫌だなぁ。
問題用紙が配られ、さっそく名前を書こうとしたら、なぜか名前を書く欄が9つも…!
手持ちの赤鉛筆と青鉛筆を駆使し、必死に名前を書くんだけど、芯がボキボキに折れる。
3分かけて名前を書き終え、やっとの思いでたどり着いた1問目の内容はこうだった。
Q.あなたは14時にヤマダ電機で洗濯機を買いました。配送を頼みましたが、配達時間は指定していません。洗濯機は何時に届くでしょう。
超、わかんない!
先生よ。難しすぎるのでは。
ひとえに運送屋さんの都合じゃないのか。
てか
数 学 関 係 ね ぇ
隣のJ君は余裕の構えだったので、もう終わったのかとこっそり聞いたところ
「うん、オレ高校のとき数Ⅲ習ってたから」
関係あった。
数学関係あった。
すげえな数Ⅲ。そんなこともわかってしまうのか。
わからないので飛ばし、2問目に取り掛かる。
Q.次にあげる洗濯機の音声ガイダンスを順番通りに並べなさい
A 洗濯を開始します
B 洗剤を入れてください
C ……
D ……
など、選択肢が書いてあった。
あれ?洗濯機ってしゃべるっけな?うちのはしゃべらないけどなぁ…そんでどんだけ洗濯機おすんだよ先生…
と思ったあたりで目が覚めた。
夢オチでごめんね。
あまりに変な夢だったから書き残してみたくなった。
おやすみ