2016年10月。
初めての出産予定日まであと1か月を切り、いよいよ臨月という頃。
早い段階で性別は女の子と判明しており、この頃はお腹の子に向かって「おはなちゃん」と呼びかけていた。
おはなちゃんは順調に育っている。
妻のお腹も大きくなり苦しそうだ。

この中に人間の赤ちゃんがいるんだもんなぁ。そりゃあ苦しくもなる。
腰が痛かったり、おしっこが近くなったりするらしい。
俺も腰が痛いし、残尿感がひどくなってきたのだが何か関係しているのだろうか?(ない)

いつ何があってもおかしくないので、準備だけはしっかりとしておく。
お腹が大きくなってくると無理はせず安静にしていた方がいいような気もするが、できる範囲の運動を積極的にした方がいいとのこと。
病院でも体重の管理・指導は非常に厳しく、妊婦としての適正体重をオーバーすると怒られるようだ。
ということで2016年10月8日、散歩がてらちょっと行ってきました。
世 界 遺 産 知 床 に。
北見市からだと大体2時間半くらいの距離にあります。
女満別空港からでも2時間あれば着きます。お前たちも気軽に来るといい。
で、一口に知床と言っても色々と見るところはあるんだけど、今回僕たちが行ったのは知床の奥の方にある「知床五湖」っつーところ。

知床に詳しくない人は何で「知床五湖」って名前なのか分からないと思うんだけど、
五つ湖があるからなんだよね。
うん、そのままなんだよね。
それで、その五つの湖の周りには、歩いて回ることができる地上遊歩道が巡らされているんだよね。

一番遠回りをするコース、大ループでも全周3キロ。
我々はウォーキングで5キロくらいは歩き慣れてるので、うってつけのちょうどいいコースと言える。
そうと決まれば行楽の秋、さっそく車を飛ばしてドライブ A GO GO!!
午前中に出発し、大空町から小清水町、清里町を通っていく。
知床国立公園は斜里町(しゃりちょう)にあるんだけど、斜里町に入ってからが長い。
斜里町自体が細長い形をしているから。

斜里市街から30分、ウトロまで来たら知床はもうすぐそこ。
時間は11時だったので、波飛沫というラーメン屋で早めの昼食。

うまい!
そこからさらに奥へと進む。

遠くに見える山は羅臼岳なのか?僕にはわからない。

少しの峠道を通る。いい景色だ。
知床五湖には12時くらいに着いた。
遊歩道を散策するには、入口のフィールドハウスで軽いレクチャーを受ける必要がある。

ヒグマが出るから気をつけよう的なことを言っていた気がする。
閑散期なのか、観光客は少なかった。
レクチャーを受けたらいよいよ出発。
五湖から順番に一湖まで見ていこうね。
意気揚々と歩き出す。

むむ、さっそく分かれ道だ。
五湖は右に0.6kmとのこと。右に進む。

生い茂る木々

苔むす岩

仲良し夫婦

巨大な倒木

その根っこ

おちゃらけボーイ
ここですでに四湖まで来た。
歩いていると不思議と厳かな気分になる。さすが世界遺産だ。

神々しい山々が湖に反射して素晴らしい景色。
途中に興味深い立て札を発見。

森の住人。
そうだね、ここは動物たちの住みかだもんね。人間がお邪魔させてもらっているからね。
それにしても、リス、タヌキ、キツネ、シカまではいいんだけど、ヒグマだけはどうにも怖すぎる…。
どうか出てこないで…。

神々しい山々と

おちゃらけボーイ(パート2)
のんびり一時間くらいかけて、一湖までやってきました。

歩く道は「地上遊歩道」から「高架木道」へと変わり、そろそろ周遊も終わりです。

ゴール!
高架木道で撮った写真を何枚か。

曇っているのが残念

雄大な自然

手前のベンチ、何かに似ているナーと思ってよーく見たら…
三方六だった。
※三方六は「柳月」のお菓子。うまい。お求めはこちらからどうぞ。→柳月公式オンラインショップ
最後にネイチャーセンターをゆっくり見て回る。

シカを愛でることもできます。
あ、これは野生のシカじゃないから安心して!
剥製と言ってね、もう死んじゃってるシカなんだ。
そして最後に僕から一言!
知床を観光中に野生のヒグマを見つけたとしても、車を停めて見に行くような行為は絶対にやめよう!
こんな風に怒り狂った熊に出会ったら終わりやぞ!!

楽しかった知床観光。
お腹の赤ちゃんが大きくなったら、遊覧船から熊やイルカを見るツアーに申し込むぞ、絶対に。