映画館から車で2分の距離に住んでいます。
思い立ったらすぐに行ける距離。
月曜日は全作品1,100円。さらに会社の福利厚生から500円の助成金が出ますので、自己負担600円で映画を観ることができます。
ありがたいことです。
にんげんっていいな、です。
そんなわけで『THE BATMAN』を観てきました。
バットマン、いいですよね。
ほかのスーパーヒーローのような超人的な能力を持っていない点や、心の弱さがある点に人間味を感じられるヒーロー。
(ただし身体能力や知力がズバ抜けているうえ、身にまとうバットスーツなどにより戦闘力がハチャメチャに強化されてはいる)
相対する敵もモンスターなどではなく、頭のイカれた人間です。
多少のアクションはありつつも、メインは人間の心の闇をえぐる描写や犯罪者との心理戦・頭脳戦だったりする。
全般的に暗い雰囲気で、『セブン』や『羊たちの沈黙』が好きな人には向いてそうです。
女子ウケは悪そうなのでデートには圧倒的不向きでしょう。一人で観るのが吉。
3部作らしいので、続編が今から楽しみです。
注意したいのは、上映時間が長いこと。
いくら自宅から2分で着くとはいえ、19時50分開始、23時終了というのはなかなかキツイ。
漁師なら寝ている時間です。
そこで少しアドバイス。
まず始まる前の予告がそこそこ長く、本編が始まるのは15分後です。
そして終わったあとに8分間エンドクレジットが流れますが、最後まで観ても特にいいことはありません。
日本語字幕が「アンゼたかし」さんの翻訳によるものだという情報を得られるだけです(誰やねん)
クレジットが流れている間、映画の余韻に浸るのがいいのに。
そういう意見もわかります。
でも8分は長くないですか?
僕は3分で飽きました。
あとの5分間はピアノの、フォルティシモ(きわめて強く)が多用されているであろう重厚な曲を聞きながら惰性で座っている時間でした。
「あぁーもう帰りたいな。早く終わんねぇかな。でも誰も帰ろうとしないしな。もしかして、クレジットのあとにおまけのシーンがあったりするのかな?」
ないよ。
クレジットのあとにNGシーンが流れだし、本編ではシリアスな役だった俳優さんの貴重な笑顔が見られる、ということはないのです。
余韻は捨て去りさっさと帰りましょう。
それにしても。
長い予告にうんざりすることやクレジットを最後まで観て後悔することなんて、これまで何度も経験しているのに毎回きっちり全部観てしまうの何なんでしょうね。
周りに流されることなく、本編が始まる直前に行って、エンドクレジットが流れ始めたらさっさと席を立つ。
そんな大人に憧れます。
次回こそは、きっと。
NGシーンなどない、そう心に刻み込んで。