スシロー初体験で赤っ恥☆でも子連れに優しい素晴らしいお店

スポンサーリンク

スシローに初めて行った話。

北見市の大動脈である国道39号線には「はま寿司」「回転寿司くるくる」「魚べい」「トリトン」と回転寿司チェーン店が立ち並んでいる。

その競合ひしめく寿司ロードに、スシローが満を持して出店したのが去年の9月。

なかなか行く機会がなかったが、先日家族で行ってみた。

CMやニュースで培ったスシローのイメージと言えば「お財布に優しい」「小さい子ども連れでも行きやすい」といったところか。

だからまぁ、味には期待していない。求めるレベルはスーパーの寿司よりちょっと上。

果たしてどんなもんだろうか。

来店したのが祝日の昼時とあって、駐車場はかなり混んでいた。

これは待つかもしれないぞと覚悟を決めるも、待ち客はゼロだった。よかった。

入店したはいいが、席に案内する店員さんがやってくる気配がない。少しもない。

目に留まった自動発券機をタッチして「ボックス席」を希望してみると、番号札が出てきた。
その番号のテーブルまで勝手に行けとのことだろう。

この仕組みで案内係の人件費を削っているのか。合理的で素晴らしい。

席に着くと、注文方法を説明するシートが置いてある。
各テーブルにタッチ式のタブレット端末が備え付けられており、これで注文するシステムのようだ。

子どもがサーモンを食べたいと言うので、さっそく注文画面序盤に登場した「生サーモン」なるものを頼んでみた。

値段は180円。まぁこんなものかと思っていたが、届いてみるとなんと1貫しか載っていなかった。

スポンサーリンク

い、1貫で180円…?

まぁまぁ高いではないか。お財布に優しいのではなかったか。それはこっちが勝手に抱いたイメージか。

あとで判明したのだが、序盤に出てきたから定番メニューだと思い込んでいた「生サーモン」は特別な品だったようだ。

通常版のサーモンもきちんと存在していて、お値段はなんと、2貫で120円だった。

安ぅい!

そうそうこれこれ。これでこそスシローだろうが。知らんけど。

うちは子どもに1貫180円のネタをばんばん食べさせるほど裕福ではないんだ。

メニューをよく見ると、1貫しか載っていないものは写真でも1貫しか写っておらず、2貫載ってくるものは写真でもちゃんと2貫写っていることが分かった。

安心設計。それでこそスシローだろうが。知らんけど。

ところでテーブルの上には醤油はあれど、それを入れる皿が見当たらない。

仕方ないので、お寿司が載っている皿に直接醤油を垂らしながら食べていた。

そういえばお茶を入れる湯呑みも見当たらない。皿も湯呑みもないなんていったいどんな寿司屋だ。店員さんが忘れているのかもしれない。

よくよく探してみると、レーン上部に物が置けるスペースがあって湯呑み、醤油皿、お手拭きなどが配置されていた。

我々がスシロー素人なだけだった。お恥ずかしい限りである。

なるほど全てが計算されていてコストカットも徹底されている。
それを低価格というサービスで還元するシステムには恐れ入った。

しかし!まだ改善点があるぜ、スシローさんよ。

それはタブレット端末を配置する位置である。

レーン上部に備え付けられているのだが、その高さが目線より上の位置にある。

これを読んでいるあなた、真横に、肩の高さに腕を伸ばしてみてほしい。
次に真上に、耳にぴったりと腕がつくように伸ばして。
そのちょうど中間、45度の位置にタブレットがあると思ってほしい。

そこに手を伸ばしてタッチする形なので、メニューを探すたびに非常に腕が疲れる。

なんでこんな上に設置してあるんだ。

しかもこれではタブレットに触ることができる、レーンに一番近い人が全員分を注文しなければならないではないか。

早急に改善すべきである。ここは心を鬼にしてお客様センターに投書せねばなるまい。
クレームではなく、スシローがさらに愛される店になるために必要なステップと捉えてほしい。

そんなことを考えていたが、だいぶ終盤で、タブレットが外れることがわかった。

…そりゃそうか。

外れない方がおかしいわな。

あほなのは我々スシロー素人でした。

こうなるともう、店員さんがいなくともセルフで好きなようにできるめちゃくちゃ快適空間ではないか。

スシロー、いやスシローさんは偉大である。ありがとうスシローさん。

ポテトやラーメンなどのサイドメニュー、デザートの種類も充実していて子どもたちも大満足。

そろそろ帰りましょうと、お会計のために店員さんを呼ぶ。

てっきりタブレットで金額計算されているのかと思いきや、そうではないようだ。

店員さんはお皿の周囲にハンディ機器をスライドさせて何かを読み取っていた。

なんだこの謎の機械は。

どうやらこれで皿が何枚か数えられるらしい。すげえな、どういう仕組みだ。

「皿を数える」という昔ながらのシステムを取り入れながらも、それを読み取る機械は最新式。なんだかちぐはぐな感じ。

この機械購入費と人件費をかけるくらいなら、タブレットの注文内容でそのまんま計算される仕組みの方が簡単じゃない?

タブレット注文以外の、レーンから直接取った分を漏れなく読み取るために必要なんだろうけど。

もういっそ、タブレット注文以外の寿司を流すのやめればいいのに。
今のご時世、レーンから直接取りたい人あんまりいないだろうし。

いや、そこまですべてオートメーション化されると少し寂しいか。

スシローさんなりの思いやりなのかもしれない。

違うか。

スポンサーリンク