フジテレビでたまにゴールデンタイムに放送している「ジェネレーション天国」という番組、あれ面白いよね。
55歳以上の世代、30代~40代の世代、10代~20代の世代をゲストとして呼んで、それぞれの時代の流行を紹介して世代間ギャップを楽しむという番組。
55歳以上の世代はね、液体シャンプーやインスタントコーヒー、カーテンなんかが世に出始めた世代なんだよ。
いや逆に無かったんかいと。
だって信じられるかい?
粉石鹸で5日に一度しか洗髪しないとか、カーテンが無いとかね、すごい時代。
もちろん太古の昔からシャンプーやカーテンが存在していたわけではないから、それらが無くても普通に暮らしてた世代があるというのはわかるんだけど、今となっては当たり前すぎてそんな時代が想像できないというか。
だからこそ見ていて面白いよね。
昔の人はたくましかったんだなーと心底思う。
次に30代~40代の世代。
いわゆるバブル世代って言うんですかね。
この世代がね、一番ツボだわ。
物が無くて困っていた世代じゃない。
むしろ、物に溢れた時代に突入したからこそ生まれた流行というか独自の文化がね、とにかくツボなんだわ。
ボディコン着て、ワンレンでトサカ立てて、ジュリアナ東京のお立ち台。
ハイレグ着て、サンオイル塗って日焼けして、男なんてアッシーメッシーミツグくん。
男は男で肩パッド入った変なジャケット着て、えげつないゲミカルウォッシュのジーンズ穿いて。
リゲイン飲んで24時間戦ったり、五時から男のグロンサンだったり。
エリマキトカゲやウーパールーパー、ナタデココが流行ったり。
もう理解不能だけどその一方で、バブルの時代って本当に楽しそうだなって思う。
日本国民全員がテレビでネタにされるようなバブリーな生活を送っていたわけではないっていうのはよく聞くけどさ、なんか楽しい雰囲気が日本を包んでいたと思うんだよね。
そして我らが10代~20代。
生まれて一度も好景気を味わったことがなく、少子高齢化で将来の年金額をカットされ増税の憂き目にあい、就職氷河期でワープア非正規ニート派遣が溢れる。
そんな世の中で自分ひとり生きるのに精一杯、婚期が遅れて草食化と笑われる。
別に自分達が望んだわけでもないのに大人たちが勝手に押し付けたゆとり教育で育った結果、学力が低下し常識を知らない「ゆとり世代」と揶揄される。
不景気が長引き、先行きの見えない未来に不安を感じながら生きるあまり消費を抑えたら今度は「さとり世代」とうまいこと言われる。
ルマンド食べるとき、ぽろぽろこぼさないように吸いながら食べてたら小さい男とからかわれる始末。
遺憾の意レベル4。
ちょっと違うんじゃないかと。
僕らだって何も、慎ましく生きたくて生きてるわけじゃない。
毎日弁当作ったら弁当男子ってもてはやされるけど、本当はめんどくさいから弁当買って済ませたい。
自分でワイシャツ洗ってアイロンもかけるけど、クリーニングに出したら楽なのも知ってる。
だけどそういう贅沢ばっかりしてられないんだもん。お給料安いんだもん。
最近の若者は旅行や車に興味がない?
興味がないわけないじゃない。
色々旅行したいし、かっこいい車乗りたいよ。
だけどそういう贅沢ばっかりしてられないんだもん。お給料安いんだもん。
本当にお金をかけたい趣味や買い物のためには、削るところ削らないとやっていけないよ。
草食男子、ゆとり世代、さとり世代を嘆く先輩達には一度よく考えて欲しい。
若者がこういう傾向になったのって、若者自身のせいだけと言えますか。
少なからず、こういう世の中を築いてきた先の世代にも責任はあるのではないかと思うのですよ。
でも、だからといって、嘆いてばかりはいられない。世の中のせいにしてばかりもいられない。
少しでも世の中が良くなっていくようにできること。とりあえず全員選挙に行こう。若年層の投票率が低いから若年層が軽視されているということに気付こう。
誰がなっても同じじゃない。良い政治家を真剣に選ぶことから世の中は変わっていくと思うよ。
ところでゆとり世代って僕たちアラサーよりちょっと下の世代だと思うんですよね。
そしてバブル世代に当てはまるのってアラフォーくらいの人たちだと思うんです。
ということは、28歳~38歳くらいまでの人はバブル世代とゆとり世代の狭間で何も呼び名が無い。
寂しい。
「~世代」っていう呼び名が欲しいんだけど、今パッと浮かぶのは
トゥナイト2を楽しみに夜更かししていた世代
か、
ファミコンソフトふーふー世代
くらいしか思い浮かばないのですがどうでしょうか。