映画レビュー|パラサイト 半地下の家族

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映画館で過ごす時間が特別に感じられるのは俺だけではないだろう。

非日常で少しワクワクするあの感じ。

しかし子どもが生まれてからというもの、子どもを置いて奥さんと2人で行くわけにもいかないし、すっかり映画館という存在から足が遠のいていた。

映画館って、誰かと一緒に行って出た後に感想を言い合うのが醍醐味だと思ってたし。

でもある日、別に1人でも観に行ったら楽しいんじゃないかと思い立ってな。

『カメラを止めるな!』が俺のソロ映画デビュー作となった。

作品については話題になるほど面白くはなかったんだけど、久々に過ごす映画館での時間が良すぎたので、それからというもの、どうしても観たい話題作を年に2~3回みに行くようになった。

奥さんと子ども達が寝静まるレイトショー限定で、これまで『ボヘミアン・ラプソディ』、『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』、『ジョーカー』なんかを観てきた。

今年に入ってからはまだ何も観ていなかったんだけど、Twitterのタイムラインに『パラサイト』が面白いというツイートが続々流れてきてね。

ほら、俺ってTwitterでフォローしてる人達の感性を全面的に信用してるとこあるじゃん?

だからもうこれは間違いなく面白いんだろうと思ったんだけど、この田舎都市では放映される予定がない。

どれだけ放映スケジュールを確認しても、こんなん観るヤツおるんかっていうくらいつまらんラインナップだ。

そこで一つ、Twitterを通じてイオンシネマにお願いしてみた。

すると、このツイートが上層部の目に留まったのだろう、なんと2月21日から放映されるというではないか。

マジありがとね、イオンの上層部の人。

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せっかく俺のために放映が決まったんだから、初日に観に行くことで恩に報いようと思った。

というわけで、昨日観に行ってきたよ。

ちなみにパラサイトと言ってもあっちじゃないよ。

ジョシュ・ハートネット主演のアメリカ映画でさ、宇宙から飛来した生物が、高校内で教師やら生徒やらに寄生していくSFサスペンス。

フットボールの先生がムカつくんだよねぇ〜。

あ、誰も間違えないって?

そうだね。

昨日観たのはもちろん、アカデミー賞をとった韓国映画『パラサイト 半地下の家族』だ。

ポスターから滲み出る不穏な空気、
寄生生物を意味するタイトル、
「幸せ少しいただきます」というコピー、

これらから漠然と推察するに、貧乏な家族が金持ちの家族から富を吸い取ろうとする、みたいな内容なのかなーと思っていたら

貧乏な家族が金持ちの家族から富を吸い取ろうとする内容でした。

中々衝撃的ではあった。

韓国の格差社会を見せつけられたり、実際韓国には半地下の家ってあるのかな、なんで半地下にする必要あるのかなって考えさせられたり、途中すごくハラハラさせられたり、

観終わった感想は「面白かった!!」というより「ちょっとしんどかったな」って感じかな。
ジョーカーを観たときと同じような気持ち。

次は『ミッドサマー』が気になるなぁ。

ってまた地元の映画館で放映してねえわ!

どうなっとんじゃイオンシネマの上層部!!

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