自動車教習所の車をたくさん見かける季節ですね。
ところで、皆さんは教習所のことを何て略していましたか?
ぼくが育った地域では「自学(じがく)」と呼ぶことが多かったです。
青森県の大学に進学し、いざ教習所に通う段になってみると青森県民が「じしゃが」と呼んでいたのは驚きました。
じしゃがて…
すごい違和感だ。
略称に地域性があることもそのとき初めて知りました。
それにしてももう17年も経つのか。懐かしいですね。
通っていた頃の記憶はほとんど忘れてしまったけど、今でも覚えてるワンシーンがあるんですよね。
それは座学の時間。
教習所の先生が言うんです。
「生徒が運転する車の助手席に乗るのは相当な恐怖を感じます。ストレスも溜まります。私が家に帰ってすることは何かわかりますか?」
突然のクイズ。
え、先生のすることって、そんなんわかる?
一般常識的なこと?
生徒は大勢いましたが誰からの反応もないとみるや、先生はぼくを指して「何かわかりますか?」とさらに問いかけてきました。
やばい、全然わからん。
教科書を見つめても当然そこに解はない。
「げ、ゲームとかですか?」
苦し紛れに適当な答えを絞り出す。
先生はため息をつき、いかにも残念そうな表情を浮かべた。
その顔には「なんでこんなこともわからないのか」と書いてあるようだった。
蔑みの表情を浮かべたまま、先生は正解を発表した。
「酒です。酒を飲むんですよ」
いや知らん!
マジで知らん!!
いやストレス発散と言えば酒っしょ!?みたいに、さも当然のように言いやがって。
ストレス発散の方法なんて人それぞれだかんな!
絶対ぼく悪くないですよね?
理不尽すぎて忘れられない出来事でした。