ノロウイルスによる胃腸炎にかかった話

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道内で保育所を中心にノロウイルスの集団感染が急増している、という新聞記事を読みました。

北見保健所管内でも約150人の有症者が確認されたそうです。

その150人にはカウントされておりませんが、私と、それから妻も、ひっそりと胃腸炎にやられていました。

病院には行っていないのでノロかどうかは分からずじまいでしたが、恐らく感染していたと思います。

人生初の胃腸炎。せっかくなので残してみよう、体験記。

怒涛の嘔吐処理

それは5月21日のこと。

私はリモートワークということで、自宅で悠々と仕事をこなしておりました。

15時40分頃、妻がパート先の保育園から帰宅。

帰ってくるなり服を着替えながら言います。

「大変だ、園児が5人連続で吐いた。たぶんノロだから、その処理をした私も危ないと思う」

長いこと保育園に勤めている妻。

ノロウイルスの感染力を知っているので、服にもウイルスが付着している可能性を考えて急いで着替えていたのでした。

一方、事の重大さをわかっていない私は「それは大変だったねぇ」と言うことしかできません。

今考えてもとんだのんきものです。

妻、発症

その夜、妻がしっかりと胃腸炎の症状を発症しました。

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夜中に何度もトイレへ。

翌日、ほとんど眠れずにげっそりとした妻がいました。

おいたわしや…

幸い土曜日で私も妻も休みです。

子ども達がうつらないように、家でもマスクを着用、除菌と換気の徹底、そしてなるべく妻には近づかないよう過ごしました。

皆が寝静まった後は、私の晩酌タイム。

サラミをつまみながら白ワインを2、3杯やってから眠りにつきました。

おれ、発症

夜中、急な腹痛に襲われ目を覚まします。

水様便……これはもしや…?

トイレから出て寝室に戻る途中でまた便意がやってくる。

ベッドまでたどり着いてもすぐに便意。

やっと眠れたと思ったら、1時間後にまたトイレへ行きたくて目を覚ます。

しかし便意のヤロウはほんとアレですね、徐々に押し寄せてくるのではなく、何の前触れもなく急にくるから焦りますよね。

すごいスピードで肛門の検閲を強行突破しようとしてくるんだもん。

慌てて締める括約筋。

そうかと思えば「ぼくはおならです!」と偽って通ろうとしてくる知能犯もいたりしてね。

「よし、通れ!」なんて騙されようものなら大惨事です。

日曜日の朝を迎えても続く下痢。

何回出しても全然落ち着く気配がない。

ビバサンバカーニバルです。

この時点でもう確信してますよね完全に。

俺も胃腸炎にかかったな、と。

トータル20回以上トイレ行きましたもんね。

おかげでお尻がアウチアナル。もう破壊寸前よ。

その他の症状

吐き気の方はそうでもなく、嘔吐は1回きり。サラミが全部出ました。

そのうち38℃の発熱。動くのもだるくてすっかりダウンしてました。

たまに起きては、カタツムリよりは早いけど興奮したカブトムシよりは遅いスピードでトイレへ行く。

妻が回復してくれていたのが救いです。

驚いたのが、全然お腹がすかないこと。

丸一日何も口にしていないのに空腹感がない。

結局その日は夜にバナナ一本とパンを少し食べて終わりでした。

1993年に発売された大ヒットスーパーファミコンゲーム『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』に「ハラヘラズの指輪」というアイテムがあります。

装備するとまったくお腹がすかなくなるという貴重なアイテムなのですが、それを装備するとこんな感じなのかな、と思いました。

めっちゃいいですね。ハラヘラズの指輪。

3キロ痩せましたけど。

その後

結局日曜日だけで回復することはできず、微熱と腹痛が続いたため月曜日は仕事を休みました。

おかげで火曜日には完全回復。体重も元通り。

辛かったけど、また一つ貴重な経験ができました。

子ども達にはうつすことなく終わったのでよかったなと、それだけですね。

皆さんも、保育園児が立て続けに吐いたときは気をつけてくださいね。

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