おかえり森保ジャパン!!
本当にもうね、みんなよく頑張ってくれました。
お疲れさま。そしてありがとう。日本中に勇気と感動を届けてくれて。
選手たちが空港に帰ってきたシーンを見ましたが、みんなの表情が晴れないように感じたのはぼくだけでしょうか。
どこか遠慮がちというか、ファンたちの祝福にこたえる熱量がなかったというか、そんな感じを受けました。
目標としていたベスト8に入れなかったからなのかな。
でもドイツとスペインを破ってグループリーグを突破してのベスト16は快挙ですよね。
本当に胸が熱くなるような、素晴らしい試合を見せてもらいました。
だからみんな、もっと胸を張って、めちゃくちゃ笑顔で「イェーイ!!」って帰ってくればいいのにね。
サッカーが大好きだったあの頃
思い返すと、ぼくにもサッカーに入れあげていた時期がありました。
Jリーグ開幕期の1993年、小学校3年生くらいの頃でしょうか。
当時は10チームしかなかったのですが、ヴェルディ川崎が特に好きでした。
おこづかいでJリーグチップスを買いあさっては、付録のJリーグカードを集めてたっけ。
第1弾のヴェルディの選手はコンプリートしていた記憶があります。
カズでしょ、武田と北澤。ラモスにビスマルク。キーパーは菊池新吉ね。それから柱谷哲二、都並、川相、駒田、篠塚、モスビー、バーフィールド…
あ、すいません、後半は同時期に活躍した巨人軍の選手でした。
漫画『シュート!』も読んでました。平松が好きでしたねぇ。
これを読んでヒールリフトの練習をしたのはぼくだけではないはず。
スーパーファミコンの『プライムゴール』をやりこんだりもしました。
ウイニングイレブンですか?そんなものはまだ存在しません。当時はこれが最先端で、ものすごい完成度でした。
ミニゲームのリフティングでとてつもないスコアを叩き出していたのも良い思い出。
ややマニアックでしたね。すみません。
「Jリーグカレー」ももりもり食べていました。
まさおのようにラモスに進化したら嫌だなと思いながら。
小学生の所有率が高かったのはキャップですよね。当然ぼくも持っていました。
ワシだかタカだかをモチーフとした、あのキャラがデザインされた緑色のキャップ。
いま調べたところ、あのキャラの名前は「ヴェルディくん」とのこと。
こんなにそのまんまなネーミングある?「熱さまシート」や「のどぬ~る」も顔負けです。
ちなみにモチーフはコンドルでした。
コンドル…か。ワシなのかタカなのかはわからないままですね。
世界にも注目していたあの頃
Jリーグにとどまらず、セリエAやワールドカップも注目していました。
好きな選手ですか?
それはもうイタリアの至宝、ロベルト・バッジョですよね。超かっこよかった。
まだやってるかなぁ、サッカー。そう思って調べてみると、20年前に現役引退してました。
そりゃそうか。サッカー好きの後輩(27歳)にバッジョが好きだったと言ったときの反応、「古っ!www」でしたからね。それくらい昔の選手ということです…。
ボールは友だちぃ!
観るだけではなく、プレーをするのも好きでした。
放課後、日が落ちるまで団地友だちとボールを蹴り続けたあの頃。
フィールドは【たんぽぽ公園】と決まっていて、ゴールの片方は木と木の間、もう片方はブランコの柵の下でした。
小学校3、4年生の記憶、ほぼそれしかない。
隣の小学校にあったサッカー少年団に入ろうか本気で悩んだものです。
残念ながらサッカー少年団に通うことは叶わず、その代わり自分の小学校にもあった野球少年団に入団したのが小学校5年生のとき。
ベルマーレ平塚、ジュビロ磐田、続いてセレッソ大阪、柏レイソルがJリーグに加盟したあたりでサッカーへの興味を失ってしまいました。
ぼくが野球をしている間にチーム数はさらに増え、導入されたのがJ1・J2という制度。
ロスタイムがいつの間にか「アディショナルタイム」になっていたし、サドンデスは「Vゴール」や「ゴールデンゴール」へと呼び名が変わっていました。
ボランチという昔はなかった(と思われる)ポジションもできたりして。「あたしンち」なら知ってるんだけどなぁ。
ここらへんまでくると、もう全然ついていけません。
スポーツニュースなどを観ていても、どんどん疑問が湧くばかり。
「倒れて起き上がれなかった選手が、点が入った途端に駆け回るほど元気になるのはどうして?」
「オリンピックが23歳以下の理由は?」
「なんでサッカーの監督はユニフォームを着ないの?」
「ゴールしたあと、コーナーキックのとこにあるポールばちこーん!するやつなんなん?」
「負けられない戦い、そこにありすぎじゃね?」
わからないことだらけです。
そしてときは経ち…
変化を遂げるサッカー界を遠くから眺めているうちに、あの頃の少年はすっかりおじさんになってしまいましたが、4年に一度のワールドカップくらいは観戦しております。
にわかファンと呼ばれてもかまわない。国を代表して戦っている選手を、同じ日本人として応援したいからね!(キリッ
それにしても驚かされるのは、“本物の”サポーターの熱狂ぶり。
カタールまで応援に行くのがまずすごいし、勝ち続けている間いろんなものを犠牲にして滞在し続けているんだもんなぁ。
円安のご時世で物価の高いカタールに滞在はきつかろうに。
仕事を辞めてきたという人もいれば、所持金が尽きて空港で寝泊まりすることになっても帰らない人もいると報道されていました。
まさに人生を賭けての応援ですね。12人目の選手という言葉は君たちのためにある。
カタールでの戦いを語ーる
いよいよ始まったグループリーグ、初戦の相手はドイツ。
ドイツといえば…あれだ、シュナイダーだ。いましたよね、シュナイダー。知らないって?いや絶対にいたはず。
確か「若き皇帝」とか呼ばれてなかったかな?そう思って調べてみると、キャプテン翼の話でした。それもめちゃくちゃ古い時期の、西ドイツの選手。西ドイツて。せめてカーンとかが最初に出てきてほしかった。
2022年のいま、ドイツの主力がどいつかなんて、それはもう全く知らない。一人たりとも。
ただ「かなり強い」ということは知っていますから、日本が勝ったときはもちろん嬉しかったです。
ネットを揺らした堂安選手と浅野選手も素晴らしいですが、ファインセーブを連発した権田選手にも拍手👏
続くコスタリカとの一戦。
コスタリカといえば、バイキングのネタ「パナマどこよ!?」 「コスタリカの横よ!」 「それもどこよ!?」くらいしか思い出せないですよね。あとあのめっちゃ派手な鳥。ケツァール。
サッカーの強国というイメージは全然ありません。
FIFAランキングにおいても日本より格下とのこと。ドイツを撃破した勢いで日本が勝ってくれるものと信じておりましたが、一瞬の隙をつかれて失点、そのまま敗戦してしまいました。
悲しかったのは、SNSで選手のミスを批判する書き込みが多く見られたこと。
結果がわかったあとに「あのときこうすればよかったのに」なんて言うのは簡単でしょうけど、サッカーほど状況に応じて瞬間的な判断を求められるスポーツも少ないのではないでしょうか。野球なんかと比べると特に。
テレビの画面とピッチの上では見える景色は全然違うでしょうし。
全体の流れの中から一瞬だけを切り取り、さらにたった一つのミスプレーを責めるのはかわいそうだなと思いました。サポーターとして悔しいのはわかりますが、国を背負って一生懸命戦ってくれた選手にその仕打ちはひどいんじゃないかと。
そして迎えたスペイン戦。負ければ即リーグ敗退という大一番。
サッカーの知識が薄いぼくでもわかります。スペインは強い。ばちぼこに強い。
ワールドカップ優勝を経験している国ですし、今回も、日本が勝てなかったコスタリカを7-0でボコボコにしています。
そんな無敵艦隊に、正直勝てるとは思っていなかったので思いっきり寝ていました。朝4時に起きたときの体へのダメージを考えてビビってしまいました…本当にごめんなさい。もう若くないもんで…。
朝、ニュースを見てビックリですよね。日本サッカー史に残る歴史的な瞬間、リアルタイムで観ておけばよかった…後悔が残るぜ。
それにしても、何回ハイライトを見返してもゾクゾクしますね。
1点目、堂安選手にボールが渡るまでの「みんなの頑張り」が好きです。
2点目、あの切り返し。ラインを割らなくて本当に良かったですね。三苫選手、惚れてまうやろ。
ちなみにこの試合最初の得点を決めたのはスペインのモラタ選手。
シュートを打つ瞬間「もらたー!!」と思ったとか、思っていないとか。
運命の決勝トーナメント
決勝トーナメントに進んだ日本が激突するのはクロアチア。
もう後悔はしたくありませんので、リアルタイムで応援することにしました。翌日の仕事に備えて22時から2時間の仮眠をとり、2時まで観戦して寝ればトータルの睡眠時間は同じ。完璧な計画。
予定通りリビングのソファーで仮眠をとって、0時に起きてスタンバイ。ブブゼラを吹きながら応援開始です。
まぁブブゼラは嘘ですけど。ビールを片手に応援してました。
前田選手が前半終了間際にゴールを決めたときは嬉しかったなぁ。喜びを分かちあいたくて深夜にもかかわらずサッカー好きの後輩(27歳)にLINEしちゃったもんな。
しかし後半、クロアチアにゴールを許し1-1のまま延長戦へ突入。
ん?延長戦?たしかVゴールはもうないはずだから、もう30分は必ずやるってことだよね?
俺の睡眠時間が…
いや、睡眠時間なんてどうでもいい!ぼくは応援するんだ、日本を!
そして始まった延長前半、クロアチアは主力選手のモドリッチをベンチに下げます。
おぉっ!ついにこの時がきたぞ!チャンスだ!今しかない!
さぁ、みんなで!せーのっ…!
モドリッチが戻りッチ!
………
チャンスが来たら絶対にいく、そう決めていました。
だからこのときとばかりに、満を持してツイートしましたよね。そしたら同じタイミングで同じこと言ってる人がめっちゃいましてね、日本が一つになった瞬間です。
モドリッチ不在の延長戦でも決着はつかず、とうとうPK戦へ。
え…PK戦…?こちとら2時に寝るつもりでいましたが…?
みんな決め続けたらどんどん長引いて、どんどん寝る時間削られていくやん…?
しかし結果はみなさんご存知のとおり、5人目が蹴る前に試合は終了しました。
本当に残念でしたが、日本はよく戦いましたよね。感動をありがとう。
ぼくはまたサッカーから遠のくと思うけれども、4年後ににわかとして戻ってくるでしょう。
そのときもまたアツい戦いを期待してます!
ブラボー!