九九について考える

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今日、ぶつぶつと呪文のように何かをつぶやいている下校中の小学生を見た。

どうやら九九を詠唱しているらしい。君はきっと2年生。

自分も必死になって覚えたっけ。
一桁どうしのかけ算を暗記させられる九九。
九九の名の通り、9×9で81個も覚える必要がある。

今になって疑問に思うけど、全パターン覚える必要はあるのだろうか。
例えば、3×6を覚えたら、それを逆にした6×3は覚えなくてもよいのではないか。

大人になった今、

さぶろくじゅうはち

と言うことはあっても、

ろくさんじゅうはち

と言うことはまずないのではないか。

「1つ分の数」×「いくつ分」=「全部の数」という概念的なものはわかる。

キンタマが6個ある人間が3人いたら、キンタマは全部で何個でしょう。

という問題があったとしたら、正しい式は6×3だろう。

しかし頭の中ではどうしても「さぶろくじゅうはち」で計算してしまうのだ。

どちらも得られる答えは同じ。キンタマは全部で18個だ。

「さぶろく」という語感が良すぎるのも関係しているに違いない。
なんせ九九の中でも屈指の語感の良さだ。

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あとキンタマが6個ある人間はいないな。
良い例が思い浮かばずとっさに書いたけど、完全に異常者からの出題になってしまった。
ミカンが6個のったお皿とかでよかった。

このように逆のパターンを捨てて暗記した場合、

二の段 2×2以降の8個
三の段 3×3以降の7個
四の段 4×4以降の6個
   :
   :
九の段 9×9の1個

と、全部で36個となる計算だ。現状の半分以下で済む。
学習指導要領を考える人に届けばいいなと思う。

ちなみにこのパターンでいうと一の段は9個覚える必要があるのではないかと思われるかもしれないが、一の段はそもそも覚える必要がない。

なぜなら「1つ分の数」が1である以上、後半の「いくつ分」の数字がそのまま答えとなるから。

あと読み方が変だから。

いんいちがいち、いんにがに、いんさんがさん…

いんってなに?

一のこと「いん」って読むのお前だけだからな!

(参考)一の呼び方実例集

・普通の人…いち

・中国人…いー

・なんJ民…いっち

・一の段…いん

・美雪…はじめちゃん!

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